見合いとは

至極仲よくしている独身仲間でもある友人M(同じ歳)が先日、久しぶりのお見合いを決行した。

紹介者は40代前半の女性なのだが、その彼女いわく「さわやかイケメン御曹司」という前フリでありました。
で、しきりとその方の勤めている会社の名前を列挙され、その会社というのが彼の親が経営しているスーパーだ、という情報を得ていたそうなのですが、特にそのスーパーの名前も知らなかった我々。

自分の見合いでもないのに、思わずそのスーパーを調べてみちゃったりしたら、
なんとウィキペディアにも載っちゃってるよ、おい!という感じの一部では名を馳せた有名店でした。
年商ウン百億円!ひょー。

という余計なおせっかい情報まで彼女に入れ込んでしまったわけですが、
彼女はなにより「結婚うんぬんよりまず恋がしたい!」というタイプの感情優先派。
これまでも7,8年前に2度ほどお見合い経験はあるものの、やはり「第一印象でダメなものはダメ」という経歴ながら、年数も経ったし、ひさしぶりに受けてみるか、ということで当日に臨んだわけでした。

当日のエピソードとして彼女がまずおののいたのは、見合いの席に彼はいきなりプレゼントを持ってきたのだそうだ。
「これからもよろしくってことで」だそうだが、彼女は「へ?初めて会う人にプレゼント?」と引いたらしい。
まあ確かに。
ちなみにプレゼントは某有名チョコレート店のチョコ+マスコットの限定セットだったという。

でもって、3日後、結果はNGであったのです、お互いに。
プレゼントまでよこして、じゃあ今度お食事でも、というセリフまで残して、最終的に「ぴんと来なかった」はないだろう、御曹司よ。
友人も今一つ気乗りしなかったようなので、それはそれでヨカッタ、と言うしかないのだけど。

お見合い、私も一度したことがあるのですが、夢見子ちゃん(吾輩含む)にとってはかなり不向きな制度であるとは思いました。
数時間会っただけの相手について、結婚の可能性を判断して答えを出す。
それって、相当な難易度じゃありませんか!
しかもよっぽどの一目ぼれじゃない限り、数時間でその人の魅力を引き出そうってのは初対面で無理があるし、まぁフィーリングといえばそれまでですが、たとえば見合いという出会い方でなければ、もしかしたら成立したかもしれない相手でも、結婚相手としてアリかナシかを見極める目で観察する歓談の場というのは、そりゃあそりゃあ難儀で不自然な空気がいっぱいだよなーって思うわけです。

その数時間を共有した後で、いきなり「結婚を前提に」などと言われても、そりゃ感謝の気持ちは生まれますけれど、どこか空々しいというか、「アタシのいったい何がわかって結婚なんて人生の一大事をそんな簡単に決断できるのだ!」くらいに思ったもんです。

いや、それもある種、出会いのキッカケではあると思います。大あり。
でも、その進み方に、恋愛下手にとっては無理があるなぁと。
あれ?でも、恋愛下手だからこそ便利なシステムとも言えるのか。難しいですな。

それはそれとて、友人Mは「年数が経ってもやっぱりアタシに見合いは向いてない」と再度、結論を下しておりました。
わかる、わかるよ、M。君のその気持ち。

そう思うと、祖父母時代の見合いも見合い、結婚式当日に初めて会った、なんて話もまだまだそんなに遠い古代の話ではないかと思えば、日本の結婚事情も様変わりしたものだ、と感じますね。
そんな出会いの結婚であっても、以前みたテレビ番組で、「お父さん(夫)みたいな人と結婚できて幸せだった」と亡き夫を偲ぶ女性の声を聞きました。すごいなぁ。

今の時代、自由が当たり前だからこそ、より理想を求めてしまう傾向にあるのだろう、ナニゴトも。
それでもやはり、たとえ出会い方はどうあれ、「まず恋愛ありき」という理想を掲げて、今はやりの「コンカツ」に邁進する私ら世代は多いと思う。
ただ結婚したい、んじゃなくて、「恋愛ありき」だからこそ、ハードル高いのかも。
高い条件だけ掲げてるドライな人なんて、言われるほど多くないんじゃないかなあ。
そういう人なら、逆にさっさと結婚できると思うし。

そんなわけで、友人Mは「恋したい」を目標に頑張って歩いています。
乙女心とアラフォー心の狭間、我々もしんどい地点だ。
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by rubico-teji | 2009-06-28 01:32 | 生きる…の巻