ロンドン極寒紀行(1)

ロンドンはめったんこ雪国でした。
まじで鼻水凍るかと思ったほどに。久しぶりに零下なんて体感したずら。

おおまかに申しますと・・・
何はさておき大英博物館に向かい、その昔教科書で学んだロゼッタストーンに目を見張り、そしてエジプトのラムセス像とミイラ、ギリシャのパルテノン神殿から奪った彫刻をじっくり見て、しばし古代文明に思いを馳せる。
街なか観光では、「London EYE」という世界最大の観覧車(1つのゴンドラが20人乗りくらいの巨大観覧車)に乗ってビッグベンを見下ろし、バッキンガム宮殿にてかの黒い綿帽子兵隊を観察。
雪の降るウェストミンスター寺院で頭を垂れ、夜はピカデリーサーカスでオペラ座の怪人を鑑賞・・・そんな6日間でございました。

ロンドン市外としては日本人向けの1日観光を現地で申し込んで、ストーンヘンジとウインザー城も観光しましたが、ここはイギリスの田舎町といった風情で、ロンドン中心部の賑やかさとは打って変わった素朴な空気にホッとできる場所。

ウインザーとは、今も女王が所有する別宅、のようなものらしいのですが、まさしく中世の古城という感じで。(日本で言えば、那須の御用邸か)
その見学ルートには映画でしか見たことのない全身甲冑の展示やら、超ゴージャスな調度品・美術品の数々、まさに貴族な世界満載で、なんつうか子供心に描いていた「ザ・西洋」をすべて詰め込んだような「お城」そのものでしたよ。

そうそう、このウインザー地域にはイートン校という全寮制の男子校があり、昨今は皇族方もそちらを出ている(もちろんウイリアム王子も)ことでも名を馳せているが、イートンを卒業すれば末は学者か大臣か、というほど将来を約束された超一流校なんだそうだ。
そのかわり、年間授業料が500万円とか。これを高いとみるか、安いと見るかは・・・という我が人生とは別世界のお話である。
で、その近くにも女子の全寮制の学校があるそうなのだが、とにかく周囲が田舎でちょっとした店を探そうにも何もない辺鄙な場所であることから、親としては思春期の難しいお年頃に絶対悪い虫がつかない、というメリットを見越して、お嬢様を送り込むらしい(以上、現地日本人ガイドさんの受けウリ)。
そんなあたりは日本の親よりも古風であると言えるかもしれませんな。

ところで、ロンドンという都市は予想を超えて人種の坩堝であり、そして世界中の人が集う観光地であり、想像していた地味で暗めなイメージはことごとく覆されましたよ。
アジア系はもちろん、見た目と言葉で判断できただけでもヒスパニック系、インド系、ロシア系、アフリカ系・・・地下鉄に乗っただけでもホント様々な人種が入り乱れていたなぁ。

そういう中で女性を観察して思ったのが、やはり基本はヨーロッパ、女性の目指すオシャレ感が「可愛い」に固執していない。
もちろん、10代の少女達は思い思いに可愛い格好を作り上げていた子もいたけれど、全体的に女性の方向性が「大人」に感じた。
日本のように、40代・50代が前髪つくってチュニック着て後ろからみたら20代?みたいなタイプは見当たらなかったかと。
まぁこれについては、努力では如何ともしがたい顔の造形だとか髪質だとか、そういう部分も多々あろうけれど、やっぱり日本の(男性の?)志向がカワイイ(=若い、幼い)に向いているからなのかもねぇ。
この「KAWAII」は昨今では様々な形で海外流出、受け入れられている向きもあるようなので、一概に否定はできませんけど、齢39にもなると、やはりいつまでも「カワイイ」に囚われているとヤバイ方面に行くな、と最近自重しております。

でも、あれだね。
やはり欧州の女性はデカイ。腰位置も高い。
それで髪の色が薄かったりすると、たとえGパンやラフで地味目なスタイルであっても、160㎝にも満たず、脚も短いワシなんかに比べたら、数段ステキに見えるわけだ。
そんなこともあり、ワシは167㎝の父と148㎝の母を若干うらんだ。
ロンドンの地下鉄の鏡に映る自分のナントちんちくりんなことよ。
そんな中、自分はアジアの、そして日本の女性なんだなと、妙なアイデンティティを実感しました。
ニッポンジンのアタクシ。世界にたった一人の自分。

とにもかくにも、人間見た目ではない!
大人の女とは内面がにじみ出てこそだ!と自分を励ましながら、初欧州の旅は続く。
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by rubico-teji | 2010-12-22 17:13 | お出かけ…の巻